チェアマンの責任はSCミーティングをリードするだけに留まりません。チェアマンはプロジェクトオーナーやプロジェクトマネージャーと常に接し、効果的な運営を行うことに責任があります。例えば・・
- プロジェクトマネージャーの任命(および解任)
- ステアリングコミッティが最高の状態で機能するようリードする
- ステアリングコミッティメンバーが最新のプロジェクトの情報を得ていることを確認
- プロジェクトオーナーとステアリングコミッティメンバーのコミュニケーションを確保
- ステアリングコミッティーミーティングでの決定
- 積極的なプロジェクトへの関与とプロジェクトマネージャーのサポート
- ライン組織が活動を実行し、ビジネスニーズに応じて結果を提供していることを確認
- プロジェクトの成功への責任(Accountability)
特に重要なのが最後の「プロジェクトの成功への責任(Accountability:結果に対する責任、説明責任)」です。プロジェクトマネージャーは通常プロジェクトの成功への責任(Responsibility:何かをする責任)がありますが、Accountabilityはありません。
例えばプロジェクトマネージャーが新しい勤怠管理の開発を依頼され、それを依頼通りに納品すれば責任を果たしたことになりますが、それがビジネス上有益であるかどうかについての責任はありません。その責任を持つのはチェアマンとなります。
このように、ステアリングコミッティのチェアマンあるいはメンバーとなるには、それに見合う役割と責任の自覚、そして行動が必要となります。
>次記事:ステアリングコミッティとしての役割と責任の自覚
■連載
【連載】ステアリングコミッティの役割と責任 - 2 (当記事)
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